アムトラックの旅 その３

この鉄道の旅で一番面白かったのが、食堂車！

そりゃ、食べるから…と思うかもしれませんが、ちょっと違うのです。
食事はそんなに美味しいわけではなく、まぁ普通です。

実は食堂車のルールで、１テーブルは４人で座って食事。
となると私たちは毎回知らない人と合席をし、
こんなに英語を喋ったのは初めてという位、喋る喋る。

クリスマスで帰省する人が多く、ほのぼのトークも多い中・・・

食品添加物マニアみたいなおじさんが、
その恐怖について私たちに訴えながら、どう見ても
添加物が入ってそうなハンバーガーにベーコンを追加して食べていたり、


元米軍関係者の人は、極秘任務中に奥さまと出会い、
仕事内容を話せなかったことなど、００７並みのお話。
ここで私たちに話していいの？というトークオンパレード。


日常英語は問題ないと豪語している私も
流石に専門用語の嵐には対応できず、頷きだけは完璧に。
食後、個室に戻って、たまたま持っていたＤＳのソフト「詳説世界史」で
近代史を調べ直す私。学生時代、もっと勉強すれば良かったと思う瞬間でもあります。


ちょうど昨日、アメリカの大統領選挙の予備選が
ニューハンプシャーで行われていましたが、
食堂車で逢う皆様、ブッシュ批判の強さに驚きました。

そして、ソルトレイクシティを過ぎてから、目的地のコロラド州デンバーの間が
一番ロッキー山脈が楽しめるという情報は正しく、景色を見ながら、
昔のテレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」の話で相方くんと盛り上がりました。

夜８時前にはデンバーに到着♪



３６時間に及ぶ旅行で疲れた私たちを、虹色の駅が迎えてくれました。